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知っていますか?フォスファチジルセリンとストレス応答

本日はフォスファチジルセリンとコルチゾールストレス応答についてお話しいたします。

フォスファチジルセリンが必要なメチレーション回路は?

BHMTはホモシステインが再メチル化されるための第2の経路です。

メチオニン回路内中央を走るバイパス経路いわゆる「メチレーション回路近道の経路」です。

BHMTはTMG(トリメチルグリシン)からホモシステインへメチル基を転移する反応を触媒します。

TMGはベタインとも呼ばれています。

TMGはDMG(ジメチルグリシン)になり、ホモシステインはメチオニンになります。

この経路をより迅速に活性させることに対して問題はそれほど多くありません。

いくつかのその基質は多くの問題なしに供給することが可能です。

そして遺伝子への介入がなくても可能です。

リン脂質・フォスファチジルセリン・フォスファチジルエタノールアミン・フォスファチジルコリンの使用はこの経路に直接的に注がれます。

コルチゾールストレス応答とフォスファチジルセリン

この経路はコルチゾールストレス応答の影響を大きく受けます。

フォスファチジルセリンはコルチゾールストレス応答を減少させます。

つまり体における過剰なコルチゾールをコントロールすることを助けます。

コルチゾールとストレスは記憶に影響を与えます。

Dr. Amy Yaskoはメチレーション回路近道の経路(BHMT経路)サポートとしてフォスファチジルセリンを使用しますが、加えてコルチゾールのための副腎サポートとしてAdrenal Concentrateを使用します。

フォスファチジルセリンの役割とは?

フォスファチジルセリンは脳へ到達することが可能です。

脳におけるフォスファチジルセリンの重要な2つの機能があります。

フォスファチジルセリンは脳細胞の細胞膜を若返らすことができます。

そして脳内でアセチルコリンを増加させます。とても重要なことです。

この神経伝達物質は記憶や脳の加齢において失った情報を回復させます。

細胞膜が強化されることで、フォスファチジルセリンは記憶、注意持続時間の増加、認知機能・気分・うつの改善を強化します。

フォスファチジルセリンとアスリート

アスリートはストレス応答や運動誘発性ストレスを減少させることにより運動パフォーマンスを改善させるためにフォスファチジルセリンを使用することがあります。

フォスファチジルセリンと食物

動物による研究では、フォスファチジルセリンは脱メチル化を抑えると示されています。

フォスファチジルセリンは細胞膜に敷き詰められている脂溶性リン脂質です。

それは体の全ての細胞で認められています。

そして特に脳細胞の適切な機能のために不可欠です。

しかし、フォスファチジルセリンが豊富に含まれている食品は少ないです。

大豆・卵の黄身・チキン・牛肝臓・キャベツなどがその食品として挙げられます。

食事では難しい・・・?

残念なことに、これらの食品を十分に摂取しても、体や脳における必要性のために消費されます。

通常の加齢や消化管におけるストレスは、食事由来のフォスファチジルセリンの十分な量を吸収するための能力を損なわせます。

従って、腸へのアプローチと同時に、フォスファチジルセリンのサプリメンテーションが求められます。

フォスファチジルセリンのサプリメンテーション

フォスファチジルセリンのサプリメンテーションには2つのアイテムから選択します。

Phosphatidyl Serine Complex(PS/PE/PC)

Pedi-Active

どうやって選ぶの・・・?

この2つのどちらを使用するかの決定には、メチル基への許容を考えます。

MPA(メチレーション関連遺伝子検査)の結果において、

COMT V158MおよびVDR Taqの遺伝子変異の状況から、メチル基への許容を推測してください。

http://www.autismrecoveryproject.net/product-page/a9ae9455-f684-2d5f-cebb-3e81af8575d2

Pedi-Activeにはメチル基を含んだDMAE(ジメチルエタノールアミン)が含まれています。

DMAEは脳をポジティブにする働きがあることがわかっています。

自然界ではイワシやアンチョビに多く含まれています。

基本的にはPhosphatidyl Serine Complex(PS/PE/PC)を使用します。

そして必要に応じてPedi-Activeを追加することが望まれます。

まとめ

どうでしたか?

フォスファチジルセリンの補給はメチレーション回路サポートにおいて大変重要なピースです。

自閉症の子供達は大きなストレスを抱えています。

それに伴うコルチゾールストレス応答へのサポートとしてフォスファチジルセリンの補給を、

そして同時に副腎サポートも行って下さい。

単純ではない!?メチレーション回路に与えるアルミニウムの問題

 

今回は、

アルミニウムがメチレーション回路へ及ぼす問題点と

その解決策について考えます。

 

アルミニウムの確認方法

アルミニウムの問題については定期的なバイオケミカル検査の実施にて確認して下さい。

必要な検査は以下の検査です。

HMT(毛髪メタル検査)

毛髪中の有害金属および必須ミネラルを調べます。

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UTM(尿有害重金属検査)

MAP test(尿有機酸検査)

なぜMAP testが必要であるかについてですが、アルミニウムはミトコンドリアクレブス回路内の酵素の働きを阻害してしまいます。アルミニウムの毒性のひとつがミトコンドリア機能障害です。したがって、ミトコンドリアクレブス回路中間体を測定できるMAP testにより評価します。

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ちなみに、

金属排泄は便がもっとも多いのですが、FMT(糞便中メタル検査)ではアルミニウムを調べることができません。

細菌はアルミニウムを保持する性質があります。

腸内細菌へのアプローチは、アルミニウム解毒排泄のために大きな役割を果たします。

それは、細菌はアルミニウムを保持していることが多いからです。バオフィルムの形成にアルミニウムが関連しているとも言われています。とくに連鎖球菌とアルミニウムには密接な関係性があります。

腸内細菌の問題を調べ、解決する必要があります。

CSA(総合便検査)GI Pathogen Plus Profile(便DNA検査)を用いて腸内細菌叢をチェックしましょう。

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腸内細菌へのアプローチを行うことで、アルミニウムの排泄が期待できます。

定期的なHMT(毛髪メタル検査)でその推移を確認することが有効です。

アルミニウムはBH4産生に影響を与える。

BH4(テトラヒドロビオプテリン)は脳内神経伝達物質セロトニンやドーパミンの合成に必須な共同因子です。

また、尿素回路内でアンモニアの解毒を行っています。アンモニア1分子の解毒にBH4が2分子使用されてしまいます。

尿素回路へ供給するBH4が不足するとペルオキシ亜硝酸やスーパーオキサイドなどの有害な酸素種を産生してしまうことになります。

アルミニウムはBH4を合成するための酵素(DHPR:ジヒドロプテリジンレダクターゼ)の働きを阻害します。

DHPRはBH2をBH4へ変換するために必要な酵素です。

BH4が減少するとどうなるのでしょうか?

BH4(テトラヒドロビオプテリン)の主な働き

・脳内神経伝達物質(セロトニン、ドーパミン)合成に必要な共同因子

・アンモニア解毒に必要

脳内神経伝達物質のバランス異常や欠乏は、精神神経学的な異常を起こす原因となります。%e3%82%b9%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%88%e3%82%99049

また、BH4はアンモニアの解毒にも必要です。

CBSやBHMTなどの遺伝子変異を持っている自閉症のお子さんの場合、硫黄転移経路が過活動になっている場合が多いです。その副産物としてアンモニアが多く発生することとなります。

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アンモニアは「脳に霧がかかった状態」を作ってしまったり、NMDA受容体を活性する可能性があるため、グルタミン酸の問題を助長し神経細胞へのダメージを悪化させます。BH4はアンモニア解毒に優先的に使用されるため、脳内神経伝達物質の合成が低下してしまうことになるのです。

MTHFR A1298C+である場合は、さらにBH4産生に支障をきたしています。

MTHFR A1298Cに遺伝子変異がある場合、ビオプテリ回路に影響を与えます。

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B12はSAMeを増加することができます。もしくは高い濃度のSAMe自身はMTHFRに結合してBH4を増加させるリバース反応を起こします。しかし、MTHFR A1298Cに突然変異がある場合はSAMeによる調整つまりMTHFRのリバース反応は起こりません。BH4レベルを強くサポートする必要性があります。そしてリバース反応を起こすための5メチル葉酸(5MTHF)の使用が必要です。

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MTHFR A1298C+・CBS+・細菌感染・アルミニウムはBH4レベルのためのリスクファクターです。

BH4のレベルの維持には以下の事項をしっかり考えなくてはいけません。

・MTHFR A1298Cの遺伝子変異

・CBSの遺伝子変異

・細菌感染

・アルミニウム

 

これらはしばしば3本足のスツールで例えられます。

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BH4レベルを予測するための検査

ネオプテリン/ビオプテリンプロファイル検査ではビオプテリンレベルを予測できます。また、ネオプテリンは感染に対する免疫応答のために上昇します。その場合、ビオプテリンは産生が減少します。この検査は感染の問題そしてBH4レベルの確認をするために有効な検査です。是非活用ください。

まとめ

アルミニウムの問題点とその対応について理解できたでしょうか?

より詳しいサプリメンテーション方法などは、動画内で説明しています。

ぜひご覧下さい。

AHCYとSHMTってどんな関係?詳しく説明いたします!

AHCYの遺伝子変異を考えます。

AHCYの変異はその酵素の活性低下を意味します。
AHCYはSAH(Sアデノシルホモシステイン)をホモシステインへ変換する酵素です。
AHCY変異によりAHCY活性低下が生じSAHの蓄積が起きます。

SAH蓄積による問題って何・・・?

SAHによりDNAメチレーションの阻害が生じます

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SAHの上昇はメチレーション回路へ負のフィードバックを起こすということになります。

SAHによりCOMTが阻害されます

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COMTの阻害によりドーパミン・ノルエピネフリンの代謝が抑制され、精神神経学的な問題が助長されてしまうことになります。

アデノシンの減少が起こす問題点

SAHをホモシステインへ変換する際に副産物であるアデノシンが生じます。
アデノシンは抗酸化に重要な役割を果たす尿酸合成に向かいます。

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しかし、AHCY変異によってアデノシンが低下することで尿酸合成はプリン塩基からの経路にゆだねられることとなります。

プリン塩基の合成はSHMTの働きによります。

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つまり、AHCY変異はSHMT活性の亢進を起こす可能性があるのです。

SHMT活性が亢進することによる悪影響は・・・?

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SHMT活性亢進によるグリシン産生亢進の影響

グリシンが多く産生されNMDA受容体の活動性の亢進(神経の興奮の亢進)が懸念されます。

グリシンはNMDA受容体を活性し、神経細胞内へのカルシウム流入を促進します。

通常細胞内:外のカルシウムの比率は1:10000にコントロールされていますが、この比率が極端に乱れてしまうとその細胞はアポトーシス(細胞死)を起こします。

神経細胞は寿命が長く再生が遅い細胞であるからこそ、重篤な問題へと発展しかねません。

SHMT活性亢進によるセリン産生亢進の影響

セリンが多く産生されCBS酵素活性が亢進する可能性があります。

結果的に硫黄転移経路内副産物(アンモニア、硫化水素、亜硫酸塩など)の産生亢進を起こし脳神経系へのダメージを起こす可能性が増加します。

アンモニアの解毒にBH4が使用されることから、ドーパミンやセロトニンなどの神経伝達物質の合成に影響してしまいます。

まとめ

上記の理由からAHCY変異とSHMT変異はともにサポートする必要があります。詳しくは動画をご覧下さい。


Dr.エイミーヤスコ設計のサプリメント

AHCY/SHMT Iron Related Bacterial Issuesという製品があります。

この設計もAHCYとSHMTを同時にサポートする必要性を示しています。

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筋肉(皮下)注射?経口摂取?B12サポートの効率的な方法

なぜ自閉症回復プログラムにおいてB12の補給が重要なの?

自閉症回復プログラムDr. エイミーヤスコ プロトコール実施の中で、ビタミンB12の補給が重要になります。

なぜならメチレーション回路におけるMTR/MTRR経路、いわゆる遠回りの経路は、メチレーションを起こしDNAやRNAを合成する上で非常に 重要だからです。この経路を通らなくてはDNAやRNA合成は起こりません。

その経路内で、ホモシステインをメチオニンへ 変換するためにはB12が必要になります。
だからB12の補給はとても重要性が高いのです。

B12の補給における注意点を簡単に説明します

・B12を細胞内へ輸送するために必要なリチウムがバランスされていることをHMT(毛髪メタル検査)UEE(尿必須ミネラル検査)で確認すること。リチウムが不足している状態でのB12の高濃度の補給はリチウムの枯渇を招き精神神経学的な症状の原因になります。
MPA(メチレーション関連遺伝子検査)におけるメチレーション関連酵素の遺伝子(COMT V158MとVDR Taq)の遺伝子変異をもとにメチル基への許容を予測し、B12補給形態および量を決定する。(メチルB12に許容できる自閉症のお子さんはほとんどいません)

・いきなり高濃度に補給せずに、許容を確認しながら徐々に増量する。その際、指標となるのはUEE(尿必須ミネラル検査)のコバルトです。

本題に入ります。

B12の補給に関して、その方法には主に4種類あります。

・筋肉、皮下注射
・経口摂取(腸管経由)
・経皮吸収
・舌下吸収

今までは、私も筋肉注射による補給を推奨していました。
しかし、

経口摂取でおこなっても経年的に結果が変わらないという研究結果が出ています。Dr. エイミーヤスコも彼女のセミナーのなかでおっしゃっています。

私もサポートしているお子さんたちの中には、筋肉注射を実施している子としていない舌下吸収だけでサポートしている子がいます。

そしてUEE(尿必須ミネラル検査)におけるコバルトの値がともにしっかりと上昇していることを確認しています。

よって現在は・・・

B12に関しては舌下吸収による補給をメインでサポートしています。

経口摂取でもよいのですが、
筋肉注射なみに効果が即効的に確認できるのは舌下吸収です。

舌下吸収と経口摂取(腸管経由)の違い

舌下吸収では以下の口腔粘膜下毛細血管より吸収され以下のような経路をたどります。

舌下吸収→毛細血管→全身の細胞

ごらんのように肝臓をバイパスするため初回通過効果を受けずに直接的に細胞へ作用します。
例を挙げると、狭心症発作時に使用するニトログリセリンや低血糖発作時に使用するブドウ糖です。
即座に効果を発揮します。

経口摂取では以下の経路をたどります。

経口摂取→腸管吸収→肝臓→血管→全身の細胞

ごらんのように経口摂取では肝臓で初回通過効果を受けます。結果的に吸収された分子の効果は減少する可能性があります。

Dr. エイミーヤスコプロトコールで使用するB12製品

Dr.エイミーヤスコプロトコールで使用するB12製品

・リキッドタイプで直接舌下に投与する製品
・チュワブルタイプで舌下錠としてなめる製品
・スプレータイプで直接口腔内にスプレーする製品
・カプセルタイプの製品

があります。

中でもリキッドタイプの製品が大きな効果を発揮します。

hydroxy-b12

結論

結論として、侵襲性が高く・高価である筋肉・皮下注射によるB12の補給よりも、低価格で簡易的に誰でも実施でき効果も同等に得られる舌下吸収を中心にB12をサポートすることが最善です。

舌下吸収タイプおよび経口摂取タイプを用いてB12サポートを行って下さい。

 

なお、本格的なB12サポートの前には必ずリチウムをバランスして下さい。HMT(毛髪メタル検査)やUEE(尿必須ミネラル検査)で確認します。また、リチウムを補給するとカリウムが低下することが多いです。低カリウムは低ルビジウムを招き、攻撃的な行動の原因になります。

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